豊浦駅から日本一の秘境駅を目指し、朝早くからホームで待つ。ワンマン電車に乗り、礼文駅を超えると、そろそろなんだと期待が高まっていきます。長いトンネルの先に光が見えてくると、暗闇から一転、世間から切り取られたかのような静かな空間が広がっていました。ここが「日本一の秘境駅」と呼ばれる小幌駅。駅に降り立つと、周りには民家も道路もない自然に囲まれる
駅から降り、持ってきたスノーシューに履き替える。まだ雪深い小幌駅周辺の自然を散策するには普通の靴では心許ない。陽光が木々から漏れる自然の中を、ゆっくりと散策していると、動物の足跡や、春を待つ木の芽なんかを見ることができます。文太郎浜まで降りて行けば、海岸線を望みながら、かつては漁場として栄えていた歴史を感じることができるでしょう。さらに歩けば円空仏を見たりと、引き続き探索が楽しめます。ただ夢中になりすぎて、帰りの電車の時間は忘れないよう注意して下さい。